7/30~31 活動レポート（キッズハンドアートワークショップ、植樹祭など）

仙台市若林区のHeart Quake Base Camp（HQBC）よりレポート。

７月最後の週末。
津波被災エリアにあるHQBCの周辺でも
すこしづつ新しい動きが出てきています。

7/30（土）は地元仙台で活動しているcoral（コーラル）さん主催の
「家族で創るハンドアートワークショップ」が行われました。


3/12に予定していたイベントが中止になり、
震災後初めてのイベントになるそうです。


パネルを作るところからはじまり、
アクリル絵の具を使って指で絵を描きました。


最後は作品といっしょに、みんなで記念撮影。
HQBCとしても、初めての現地の方によるワークショップになりました。
仙台に住んでいても、まだ被災地に来た事のない人が大勢いるそうです。
なるべく多くの人に現地に足を運んでもらい、
被災地の状況を知ってもらうことは価値のある事です。
そして子供たちの無邪気な笑い声が
被災地を元気にすることに繋ればよいなと思いました。

7/31（日）は海のすぐそば、
ベースキャンプから自転車で10分ほどの場所にある海岸公園冒険広場で
植樹祭「いのちをつなぐ森プロジェクトin仙台」が行われました。


世界中で植林活動をなさっている
横浜国立大名誉教授の宮脇昭さんが植樹の指導に。
被災地復興の一環で「緑の防波堤」づくりを今後進めていくそうです。


300人ほどの参加者が集まり、タブノキやシイなど10種類以上、
1000本の苗木をみんなで植えました。


高台の頂上にある滑り台の上から撮影。
冒険広場は高台になっていて、津波の被害を免れましたが、
高台より低い周辺の施設はすべて浸水したそうです。


この周りが全て津波で覆われた時の事を想像するとゾッとします。
写真の右の方に見える運河が貞山堀、
さらにその奥にある松林は枯れて真っ赤に。

ベースキャンプに戻り、植樹祭でソーラー音響の協力をしていた
田口製作所の田口さんと合流、
8/20（土）,21（日）にHQBCで行う復興イベントの視察を行いました。

イベント詳細は追ってこのホームページ上で発表します。

＜text&photo：Kiyota＞

Posted by  sae
Category   仙台HQBC レポート