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7/8~10 活動レポート
仙台若林区のHeart Quake Base Camp(HQBC)よりレポート。
梅雨も明けたようで、日が燦々と照り、かなり暑い。
思えば海岸から2〜3km、海にいるような日差し。
敷地内には被災住宅の解体作業や瓦礫撤去作業をしている
作業員さん達の仮設喫煙スペースができていました。
荒浜カフェはそんな作業員さん達の休憩スペースとしても使われ始めています。
7/9の夜には地域の農家さん遠藤さんの友人が集まってバーベキューをやりました。7/16~18の三連休には自由大学によるサマーキャンプも行われます。
7/8の午前中にはJ’s Foundationさんが、
気仙沼の幼稚園に絵本を持って行く準備をしにいらっしゃいました。
避難所へ持って行くと大人の人も喜んで読んでいるとか。
三陸の被災地には子供の遊び場もまだ少ないそうです。
遠藤農園ではちょっとづつ敷地内で実験的に作物を育てています。
セロリ、とうもろこし、えだまめなど。
セロリを試食させてもらったら、塩の味がしました。
ベースキャンプにいらっしゃるお客さんも増えて来ました。
7/9には東京学芸大学の石井先生と生徒さん達が来訪。
現地に来て見ないと分からないことがたくさんあります。
みんなでお茶を飲んだ後、三陸方面へ出発して行きました。
7/10には多摩大学研究開発機構の主任研究員、エドワード ジョーンズ夫妻が来訪。彼らはThird Respondersという社会貢献ネットワークをつくる活動をなさっています。
アメリカで甚大な被害を出したハリケーン、カトリーナによる災害時、
軍隊や警察など緊急救命活動をする人々はFirst Responders、
医療や食料の支援をする人々をSecond Respondersと呼ばれた。
しかし被災地がある程度復旧した後、
その重要性と必要性が認識されるようになったのは
被災者と共に中長期に渡って復興をサポートする支援者、
「Third Responder」の存在だった。
Heart Quake Projectの活動意義もまさにそこにあり、
今後の被災地支援と復興の在り方について意見を交わし合いました。
ジョーンズさんが次の目的地へ出発したあと、震度3の揺れがあり、
その直後に3.11以降初となる津波警報が発令されました。
消防や警察のパトロールカーがサイレンを鳴らしながら
高台へ避難してくださいと地域を走り回っていました。
幸い大きな津波は来ませんでしたが、
被災地の住人の震災当時の心境をリアルに想像することができました。
<text&photo : Kiyota>
Posted by sae
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仙台HQBC レポート