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2012.04.01

2012.3.10~11 活動レポート(荒浜と市街の様子)


3月10日の仙台若林区、ベースキャンプへ向かう道。
今年は雪が多いそうです。
田んぼには水が溜まり、氷が張っていました。



ベースキャンプの周辺も雪が積もっていました。


周辺の全壊、半壊の住宅の解体作業も進んでいます。
昨年10月にこのエリアが集団移転対象外になってから
徐々に周辺の住宅の解体されています。
解体後そこに戻って来る人もいれば、去る人もいます。
多くの人は仮設住宅での生活を続けてらっしゃいます。


荒浜の海岸へ。
震災から1周年ということで、
追悼に来られている方々が多くいました。


慰霊碑にもたくさんの献花。

<3月11日>

ベースキャンプに一泊し、3.11の朝を迎えました。


この日は宮城に来ていた自由大学復興クラブのスタッフ達も
遠藤農園の様子を見に来てくれました。
その後はみんなで春に向けてカフェのお掃除。


裏の遠藤農園のビニルハウスでは井戸掘りの作業が始まりました。
今回の作業では32mほど掘る予定だそうです。


作業にあたっていた夫婦は若林区の井戸浜地区の方で、
ベースキャンプのある三本塚よりさらに海側のエリアに住んでいたそうです。
今は市の借り上げ住宅に住みながら仕事を続けています。
井戸浜の家は2階まで浸水したものの、
井戸掘りの機械や道具は流されず、修理して仕事を再開しました。


ベースキャンプではJ’s FOUNDATIONの方々が朝から絵本の選別作業。
翌日に青森まで絵本を届けに行くそうです。


海の方から太鼓の鳴る音が聞こえ、
その場にいたみんなで海の方まで車を走らせました。


海沿いの産業道路では太鼓を叩きながら、
「南無妙法蓮華経」を唱え練り歩く若いお坊さん達が。
聴いてみると大正大学の学生さん達でした。
海岸の方にも追悼に来ている多くの方々の姿が遠くから見えました。


午後から仙台市街のマルシェジャポン仙台の会場へ。


山形の農家さんが育てた、冬に咲く桜 “啓翁桜(けいおうざくら)”が飾られていました。


その後、東北大学片平キャンパスで開催されていた
3.11東日本大震災・市民とボランティアのつどい」へ。


セレモニーでは集まったみなさんと風船を空へ放ち、


ロウソクへ献灯してきました。


ともす東北」の会場へ。
ロウソクで囲まれたステージではアーティストさんによるライブも。

震災後に停電が続いた仙台では、
ロウソクでの生活がしばらく続いたそうで、
”あの日”を忘れないための象徴として
市内のあちこちでロウソクを灯す集会が行われていました。


Posted by  sae
Category   仙台HQBC レポート

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